「経営判断に有効な、12質問テンプレート」を、以下一般的に “重要な順番に表示”しました。
①ニーズ・興味度合い(定量的把握)
「この商品・サービス、いくらなら買いますか?」
👉「興味ありますか?欲しいですか?」の質問は弱いので、「回答者の〇%が、いくらなら
買う」というデータが得られるよう、興味関心度合いを“金額レベルで把握”。最初に
知るべき基礎データ。(単一選択型)
②不足点・改善策(弱みの把握)
「この商品・サービス、あなたならどう売りますか?どうしたら売れると思いますか?(購入するために、なにが足りないと思いますか?)」
👉 改善ポイントや障害を知ることで、次の施策に活かせます。(選択型 or 自由記述型)
※私は見本「Web制作会社」質問例Q6(記述式)で、欲張って3点も聞いてしまい、結果、
答えやすい「(Web制作会社に)もっと、こうしてほしい」に対する回答が増えてしまいました。
結果それらの回答から改善サービスの展開に気づけましたが、ストレートにもっと売るための
方法をお探しの場合には「あなたなら、どう売りますか?」と1つだけ聞くのが最善だとお伝え
しておきます。
③魅力度(強みの把握)
「この商品・サービスの特長で、1番魅力があると思われるのは?」
👉 商品の差別化ポイントを理解し、販売コピーや訴求戦略に直結。(単一選択型・複数選択型)
④「売上(利益)」が最大化する販売価格
「この商品(サービス)で、ギリギリ払える、と思う金額はいくらですか?」
👉販売価格と販売数量のバランスが最も良い価格であり、多くの企業が長期的な利益最大化を目指す際にターゲットとする価格帯です。そこで、心理学やマーケティング調査でよく使う「価格感度測定(PSM分析)」を本格的に行うには、①最低保証価格<②理想価格<③妥協価格<④上限価格(これ以上は高すぎて買えない価格)の4つの価格を調べる必要があります。ただ、多少の誤差があっても1問で推定したい時の質問文がこれです。「ギリギリ払える、ちょっと高いけど品質も安心なので、まあ買ってもいいか=③妥協価格」の少し下の金額が、売上(利益)を最大化できる値付け、と推測します。これを安くしすぎて、②理想価格に近付け過ぎると、売上・利益共にMAXにはなりません。例、この質問で¥10,000回答が最も多い場合、¥9,800前後が「売上(利益)を最大化する販売価格」と推測できます。(単一選択型)
⑤「購入者数」が最大化する販売価格
「この商品(サービス)で、最も妥当だ、と思う金額はいくらですか?」
👉市場シェアの獲得や、トライアルを促進したい場合に有効な価格戦略です。「最も妥当= ②理想価格」として、多くの消費者から抵抗なく受け入れられる回答価格のほんの少し下の価格が最も購入者が増えると推測出来ます。注意すべきは、安過ぎて品質が心配になって買われなくなる①最低保証価格よりも、必ず上の金額で値付けすること。新規事業初期やキャンペーン等で、利益最大化より顧客数を増やすのを優先したい時はこちらの質問が役に立ちます。
(単一選択型)※本格的な価格アンケート調査の時は、この4問設定についてお問い合わせください。
⑥競合比較
「似たようなサービス・商品と比べて、この商品を選ぶ理由/選ばない理由は何ですか?」
👉 “差別化ポイント”や“阻害要因”が明確になる。選ばれる理由・選ばれない理由を把握し、差別化・販売戦略に活用。(単一選択型・複数選択型・優先順選択型)
⑦ターゲット明確化
「あなた自身が、このサービスを利用するとしたら、どんな場面や目的で使いますか?」
👉 利用シーンを知ることで、販促コピーや広告訴求を具体化できます。(複数選択型 or 自由記述型)
⑧購入意向の強さ(コンバージョン見込み度)
「近いうちに、この商品を購入する可能性は、どのくらいですか?」
👉 興味はあっても、実際に買うか?いつ頃?を把握でき、販促計画に直結。(5段階評価)
⑨購入決定要因
「この商品、購入する場合、何が決め手になりますか?」
👉 キャッチコピーや、訴求ポイントの最適化に直結する質問。決め手を知ることで、LPや広告文作成、キャンペーン設計に活かせる。
⑩障害・懸念点
「購入をためらうとすれば、理由は何だと思いですか?」
👉 購入をためらう理由を把握して、不安解消策、FAQ、販売戦略に活用。
⑪口コミ・紹介可能性
「あなたはこの商品を、友人や知人に紹介したいと思いますか?」
👉 NPS(ネットプロモータースコア)で、リピーターや口コミ拡散の可能性を測れる。初期判断にはやや後回しでもOK。(5段階評価)
⑫情報接触チャネル
「どこで、この商品を知ったら購入したい、購入を検討すると思いますか?」
👉 商品・サービス・ターゲット層によって、認知が増える場所は異なります。新規事業や新展開時の広告・販促チャネル設計時に役立つ。すでに販促ルートが決まっている場合には優先度低め。(複数選択型・優先順選択型)
